社会はそれほど甘くない 「東大合格」とは違う

▼若者たちよ、「自分の言葉」で話そう。
 SEALDsのように、「自分の言葉」を持っている若者はいい。素直に気持ちが伝わる。反対に、野球やサッカーのプロスポーツ選手が試合を「楽しみたい」、チームに「貢献したい」などと言うのを聞くと、虫唾が走る。

 この言葉を聞いただけで、「このひと、アタマ悪そー」と感じる。客はゼニを払って観に来る。自分の好きに試合を楽しまれてはたまらない。必死で闘ってもらいたい。それがプロだ。

 「試合を楽しむ」などと言う言葉は、それまでに素晴らしい記録を残すなど実績があり、誰もが認める一流選手が使う言葉だ。プロになって5年や10年の若造が口にする言葉ではない。

 ウイスキーに例えるなら、年月をかけ熟成し、芳醇な香りと味を備えた一級品。そんな領域に達したベテランが使う言葉が「試合を楽しむ」だ。サルではないのだから、人まねをすればいいというものではない。

 「貢献」も、自分から言い出す言葉ではない。「あの人は本当にわが社のためによく尽くしてくれた。貢献してくれた」などと、ほかの人から言ってもらう言葉である。

 自分から、チームに「貢献したい」などと言うのを聞くと噴き出したくなる。この場合は、「チームのために全力を尽くしたい」と、言った方がいいのではないか。

 バカな言葉使いの出所は政治家のようだ。「そこは私どもが貢献させていただきたく」などと平気で使う。また、これをテレビ局が流すから情けない。それを観たおバカさんがマネをするというわけだ。

 人のマネをすることはない。「イイカッコをしよう」と思うのが間違いのもとだ。いくら美辞麗句を並べても、他人のマネ、口移しでは人の心に響かない。自分は自分でいい。「イイカッコ」をする必要はない。

 一見乱暴そうな言葉でも、愛情がこもっていたら相手に伝わる。タレントの毒蝮三太夫。「元気かオイ、くたばりそこないのババア」などと言う。あれが毒蝮の“売り”だが、その後の言葉で、ちゃんとフォローしている。

 あの「ババア」の裏に「思いやり」「優しさ」が隠れている。だからみんな「ババア」と言われて喜んでいる。毒蝮三太夫はいまだに、お年寄りの間で「タレントの人気ナンバー1」だ。

 受験テクニックに勝る偏差値優等生は、東大に合格するだろう。だが、社会は「東大合格」とは違う。丸暗記や他人のマネでは務まらない。大事なのは自身で「考える力」だ。

 SEALDsの若者にはこの力が備わっている。だから自分の言葉で話す。言葉のひと言一言が生きているので、聞く側に気持ちが伝わる。感動する。若者たちよ、「自分の言葉」で話そう。

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