いま問われているのは、「存在意義」だろう!

▼三菱自動車の欺瞞
 25年以上にわたって人々をダマし続けていた。過去に2度まで会社の浮沈にかかわるような大事故を起こしておきながら、である。企業の社会的責任を微塵も感じさせない欠陥だらけの会社である。

 事故のたびにバックのグループが庇護し、体裁を繕って来た。それほどまでして存続させる価値がどこにあるのか? 三菱自動車。こんな会社、倒産は時間の問題だ。

 東京新聞のコラム「筆洗」がいい。いま問われているのは、「存在意義」だろう!と、欠陥まみれの企業を舌鋒鋭く糾弾している。

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 三菱自動車には、決して忘れてはならぬ日が、二日ある。まず一月十日。二〇〇二年のこの日、横浜で同社製のトレーラーからタイヤが外れ、二十九歳の主婦を直撃して命を奪った。

 この年の十月十九日には、山口でトラックがクラッチの不具合で制御不能となり、三十九歳の男性が死亡した。ともに、欠陥が隠されていたために引き起こされた事故。

 だから同社は一月十日と十月十九日を「安全への誓いの日」と定めてその日が巡りくるたび、全社員が黙とうを捧げている。利益より何より、安全第一、お客様第一との誓いを新たにする日なのだ。

 その「誓い」も涙していよう。三菱自動車による燃費データの不正は、どこまで根が深いのか。不正が四半世紀続いていたことが分かった。競合車に負けぬ性能を謳(うた)うため架空のデータを使い顧客を欺いていたという。

一月十日の事故を題材にした池井戸潤さんの小説『空飛ぶタイヤ』に、登場人物の一人が自問する場面がある。

 不正を重ねた「ホープ自動車」の経営が行き詰まったらどうなるか。<数万人単位の失業者が出て、株主をはじめ多くの利害関係者が多大な損害を被る。だが、もしホープ自動車が生き残るとして、その存在意義とは何なのか>。

 三菱自動車の社長は、今回の問題は「会社の存続に関わる事案だ」と言ったが、いま問われているのは、「存在意義」だろう。

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