10万円預けて利息はたったの「1円」

▼「空砲」だったマイナス金利
 日銀のマイナス金利導入を受け、銀行など金融機関の定期預金や普通預金の金利が相次いで引け下げられた。マイナス金利の導入は私たち市民生活にとっていいことなどゼロだ。

 最大手の「ゆうちょ銀行」の場合、カネを出し入れしやすい通常貯金の金利は0.02%だった。残高が10万円以上あれば通常貯金よりも有利な金利がつく通常貯蓄貯金は、10万円以上預けていれば0.025%の金利が適用されていたが、23日からは残高に関係なく0.001%となった。

 金利0・001%と言ってもピント来ない向きには例を示そう。10万円を1年間、1度も出し入れしないで普通預金に預けていても、たった「1円」しか利息がつかない。100万円で10円の利息だ。1000万円預けてやっと100円の利息が付く。

 こんな状態だから、なけなしの金を銀行に預けても、ほとんど「利息は付かない」と考えた方がいい。利息を考えた途端、不愉快になるからだ。

 ところが、A銀行のATMでB銀行のカードを使って小銭を引き出せば、手数料108円を取られる。同様に、A銀行からB銀行へ1000円でも振込めば、手数料は270円かかる。

 たった1回のATM利用でこれだけ取られる。ではなぜ日銀が、こんなマイナス金利を導入したかと言うと、景気刺激のカンフル剤効果を狙ったためだ。

 安倍政権が描いたシナリオはこうだ。利息が付かないなら、銀行からカネを引き出す。行き場がないカネは株などに振り向く。買いが増えると株価は上昇。景気が好転し、内閣支持率も上向く。安倍政権は安泰だ。

 そう、国民生活など関係ない。自分の人気が上がればそれでいい、というわけだ。そのために国民年金資金を流用して株を買い、さらに今回はマイナス金利を組み込み、利息を下げて市民生活を圧迫した。

 住宅ローンが下がったと言っても、どれほどの人が住宅を購入するか? 購入可能な人はすでに購入している。非正規が増える中で住宅ローンの恩恵を受ける人は多くない。政府の方便でしかない。

 例によって日経新聞など御用メディアは「黒田バズーカ砲第3弾」などと盛んにはやしているが、「空砲」だったことは株式と為替市場が証明している。安倍政権はでたらめばかりやっている。

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