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zoom RSS いい宿と出会った

<<   作成日時 : 2015/02/20 02:29   >>

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▼春の四国路にお遍路
 2年ぶりに四国・道後温泉を巡った。ここは熱海や箱根のように賑やかしくなく、落ち着いた雰囲気を保っているので私の好みだ。松山空港からの道すがらに菜の花が咲き誇り、白梅紅梅が春を運ぶ。そんな四国路をお遍路さんが訪ね歩く。

 今回もツアー旅行である。と言っても、羽田の旅行カウンターで搭乗チケットを受け取り、めいめいで目的地に向かう。メンバーが何人か分かったのは、2日目の夕食で初めて顔を合わせた時だ。気楽な旅である。

▼到着を見計らい暖房
 午後3時前にホテル椿館に着いた。期待した以上の宿だった。部屋は玄関も上り口の板の間も広くゆったりとした作り。畳12畳と約3畳のフローリングにテーブルとイス。広くて清潔な部屋は暖かい。

 客の到着を見計らってエアコンをかけてくれたのだ。冬場に冷たい部屋に平気で通す無神経な宿が少なくない。だからこうした、ちょっとした心配りがとてもうれしい。

▼湯に浸かり落語の稽古
 安いツアー客にこれだけの「もてなし」をするのだから、食事もちゃんとしているに違いない。そうひとり合点しながら湯につかった。無色透明だが泉質はよさそうだ。湯から上がって20分以上経ってもまだ、体がポカポカ温かい。

 大浴場の内湯からガラス越しに見える露天風呂に移動した。庭の照明が木々を下から照らす。時おり小枝が風に揺れた。すっかり気分がよくなり、湯から首だけ出して落語会にかける噺を小声で稽古した。

▼「うどん、食ったか?」
 初日の夕食はバイキングだったが、想像通り上々だった。瀬戸内は鯛が有名。天然物はひと目でわかる。鯛めしに鯛の茶漬け、鯛の一夜干し、鯛の鍋物、それに鯛のにぎり寿司と鯛尽くしだ。にぎりはほかにマグロやエビなど定番の品がそろった。

 伊予牛のステーキも美味かった。「うどん、食ったか?」と友人。讃岐が本場だが、四国に来てうどんを食べない手はない。小さなうどん玉をざるに移し、熱湯をくぐらせた。浅つき、天かす、おろしショウガを入れ、熱々のたれをかけた。七味唐辛子を振って一丁上がりである。

▼食べごろを見計らい運ぶ
 揚げたてのエビとアスパラの天ぷらを皿に乗せてもらった。カリッとした食感がなんともうれしい。フーフー言いながら温ったかなうどんをいただいた。

 2日目の夜は会席だった。同じ部屋にツアーの5組、12人が初めて顔をそろえた。鯛やマグロの刺身のほか、伊予牛のすき焼きと、煮物の鍋が別々のコンロで出たのにはびっくりだ。食べごろを見計らって茶碗蒸しや吸い物が出てくる。まだ出るの、と思うほど次々に料理が出る。

▼椿館にはプロの料理人
 嬉しいのは暖かい料理は、暖かいままに出してくれたことだ。とても大事なことだが、配慮に欠ける宿は平気で生ぬるい茶碗蒸しや汁物を客に出す。無神経というよりプロ意識欠如と言った方がいい。こういう宿は二度と行かない。

 その点、椿館は立派だ。調理場にプロの料理人がいる。次の日、訪ねた内子座の関係者から「どこに泊っているのか」と聞かれ、「椿館だ」と応えると、「あそこのホテルは、松山では一流だ」と話した。本当だった。みんな、どれが本物かよく知っている。

 いい宿と出会った。また、泊まりたい。

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