シャープを買収したのは習近平のお友だち

▼民主主義ではメシは食えない
 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は、シャープの従業員を1000人規模で削減する検討に入った。鴻海は郭台銘董事長(会長)のワンマン企業である。この人にかかったらシャープなど赤子同然。習近平とは30年来のお友だちだそうだ。

 最初は7000億円といっていた買収額も、最終的には3888億円まで引き下げた。やり手であるのは確かだ。契約してひと月もたたないうちに約束を反故にして、従業員1000人の首切りをする腹を固めた。

 郭台銘は、鴻海の幹部を夜中に呼びつけ、業務報告させたり、会議を開くことは日常茶飯事。このやり方に耐え兼ねて、高額報酬で引き抜かれ、移籍した多くの人材が数年で辞めていくそうだ。

 2014年に台湾の学生が立法院を占拠した「ひまわり運動」についても、「民主主義ではメシは食えない。民主主義が政府のエネルギー、治安維持の警察力を浪費している」と言ってのけた。

 台湾人と言っても郭台銘は、中国・山西省をルーツに持つ外省人。そのせいか、習近平が掲げる中国の夢、つまり「中華民族の偉大な復興」を目指すことに、「中華民族の子孫として血が沸き立つ」と驚喜した。

 習近平とは30年来の古い付き合いがあり、それをビジネスにも活用してきた。そうしたことから、シャープの先端技術がこの先、中国に流出する可能性は否定できない。

 それにしても、人間をモノ扱いするトップの下で、シャープの従業員たちは苦労することだろう。学校を出て社会人となり、シャープに入社した際、こんなことになるなど誰が予想しただろう。

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