半端者のデマ情報が隣国を深く傷つけた

▼過去の歴史も知らない「バカの犯行」
 韓国の有力紙「中央日報」のこのコラムを読んでほしい。過去の歴史も知らない半端者のデマ情報が、隣国の人たちの心を深く傷つけた。「バカの犯行」とはいえ許し難い。日韓の友好にくさびを打ち込む行為を黙認してはならない。

5年前の東日本大震災で約1万8000人が犠牲になると、韓国で驚くようなことが起きた。「過去は過去であり、人間的に日本を助けよう」というコメントがインターネット上を満たすと、すぐに赤十字だけで寄付金456億ウォン(約45億円)が集まった。

 その5倍近い約8万7000人が犠牲になった2008年の中国四川大地震当時に集まった寄付は46億ウォン。東日本大震災ではその10倍ほどの金額が集まったのだ。

なぜこうなるのか。親近感を感じる相手が恨めしい行為をして生じる感情が愛憎だ。相手がうまくいけば憎いが、大きな問題が生じれば愛情が飛び出してくる。

 どこへ行っても日本の料理、漫画があふれる韓国だ。対日拒否感が強くても無意識の中には「良い点も多く親しみがある国」という認識も共存する。大地震の時はこのような愛憎のメカニズムが作動したのだ。

こうした民心が熊本地震では大きく変わった。今回は「募金であろうと何であろうと10ウォンも与えてはいけない」というひどいコメントがあふれた。なぜこのようになったのか。

根本的な責任は両国の政界にある。大地震当時に民主党政権は隣国との和解に努めた。このおかげで、2011年に日本に対して「好感を感じる」(41%)と「感じない」(44%)と答えた韓国人の比率は似ていた。

 一方、安倍政権の歴史修正が本格化した昨年は「非好感」(74%)が「好感」(17%)の4.4倍だった。朴槿恵政権もしばらく「慰安婦問題の解決なしには対日外交もない」という立場を守り、両国関係を不通にした。

より大きな悪材料は今回、「韓国人が井戸に毒を入れた」という流言が日本のSNSに広まったというニュースだった。約15万人が犠牲になった1923年の関東大震災当時に同じ噂が広まり、韓国人約6000人が虐殺された悲惨な記憶が民心を刺激した。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック