「レクサス、何色がいいか」と甘利の秘書

▼深まる一方の甘利疑惑
 甘利明の贈収賄疑惑で民主党は16日、新たな音声データを公開した。甘利の公設秘書だった清島健一と建設会社の担当者、一色武とのやりとりで、“取引”が成功した暁には高級車「レクサス」のプレゼント話まで登場していた。甘利疑惑は深まる一方だ。

 口利きのお礼には現金のほか、虎屋の羊羹に加えて、車の贈り物まであると初めて知り、驚いた。これでは連中が口利き「ビジネス」に熱中するわけだ。ところで、国会議員って、なんだ?

 音声データによると、UR側に要求する補償額の相談の後で、一色が清島に「これでまとまっちゃうと思うんで。○○さん(別の秘書)がレクサスでしたっけ」と発言し、清島が「(別の秘書は)レクサス、何色がいいか」などと発言。

 この会話から推測すると、甘利の秘書は成功報酬の一部として高級車を請求したわけだ。永田町に巣食う「たかり」の構造を、垣間見た思いがする。

 それにしても15日に民主党が口利き問題の録音を国会で明らかにした途端、2年前に起きた川崎・老人ホーム3人転落死事件の犯人が逮捕された。甘利明の閣僚辞任の際には覚せい剤で清原が逮捕された。両事件とも数年前から内偵中だったという。

 偶然のタイミングにしては出来過ぎの気がする。証拠もなしに権力側による疑惑そらし、と決めつけることはしないが、それでも、どこか腑に落ちない。

 今回の甘利疑惑は、本人が金銭授受を認めている上に、録音など証拠がそろい過ぎている。仮にどんな妨害があろうとも、渦中から逃れることは出来ないだろう。

 こうした中で4月には衆院補欠選挙が行われる。注目したい。

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