甘利さんよ、シェルターに逃げても無駄だ

▼赤裸々な金銭の話を暴露
 ついに出たー。疑惑の人・甘利明が、「病気」という名の“シェルター”に逃げ込んだ。自民党議員はスキャンダルが発覚すると、判で押したように「病気」になる。そして「面会謝絶」付きの「入院」がお決まりのコースだ。だが、今度はその手口は通じないだろう。

 甘利は辞任会見で、「公設秘書は金額交渉に介入していない」と明言した。ところが、民主党が15日に公開した録音には生々しい口利きのやり取りが収録されている。

 録音は去年11月2日、神奈川県大和市の飲食店。甘利の公設秘書、清島健一と建設会社の総務担当、一色武のやり取りだ。

 この中で清島は、「具体的に数字を言わないと向こう(UR側)はどうしていいか分からないみたいなんですよ」と話し、一色に具体的な補償金の要求額を示すよう求めた。

 その上で、「一応、推定20億かかりますとか、そういう言葉にしてほしいんですね」などと助言。

 これより前の10月28日には別の秘書はUR側と会い、「いったい先方(建設会社)はいくら欲しいのか。私から先方に聞いてもいいですよ」と語っている。

 これらは明白な口利きである。「秘書は金額交渉に介入していない」などと言う甘利発言は真っ赤なウソ、ということになる。閣僚辞職で済むような軽い話ではない。

 妻の妊娠中に他の女性と情を通じた絶倫おそまつ議員の宮崎謙介とは質が違う。今後の進展いかんでは議員辞職どころか、贈収賄事件に発展する可能性がある。

 野党は、甘利らの国会への参考人招致を強く求める方針だ。
************************
編注
 自民党は16日の衆院議院運営委員会理事会で、甘利明前経済再生担当相が睡眠障害で1カ月間の自宅療養が必要だとの診断書を提出した。診断書は15日付で「ストレスを避けて安静にするように」とも書かれていた。

 野党は、甘利氏が衆院本会議を欠席している理由を問い合わせていた。野党は、金銭授受問題の真相解明のため、甘利氏の国会招致を要求している。(共同通信)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック