あの晩に集まったマスコミ関係者

▼甘利“被害者”論が一斉に
 「口利きの見返りに業者から大臣室で50万円入りの封筒を受け取ったのは本当か?」―。21日の国会質疑で甘利が野党から厳しい質問を浴びたその夜に、安倍首相と取り巻きのマスコミ関係者が会食した。

 集まったのは読売新聞グループ本社会長の渡辺恒雄、読売編集委員の橋本五郎、NHKエンタープライズ社長の今井環、産経新聞相談役の清原武彦、日経聞論説委員長の芹川洋一、そして政治評論家の後藤謙次と屋山太郎である。

 新年会にしては遅すぎる。そう、みなさんの推測通り、私も甘利疑惑への対応だと思う。何しろ安倍にとっては、甘利は官房長官の菅、財務相の麻生と並んで安倍政権を支える3本柱の一つだ。

 甘利がここでポキッと折れたら、屋台骨がぐらつく。そんなわけで急きょ“対策会議”を開いたというわけだ。ここで何が話されたか定かではないが、しばらくして「甘利さんは嵌められた」との甘利“被害者”論が一斉にマスコミで浮上した。

 口利き疑惑の流れを変えようとの思惑がありありだ。甘利や秘書との会話を録音した業者が悪い、と非難し始めた。確かに業者はしたたかだが、相手が自民党議員なら警戒するのは当然だ。後でどんな目に遭うか分からないから準備万端整えたのだろう。

 それより何より、口利きを頼まれた段階で断るべきではないか。トラブル処理を引き受け、カネを受け取っておきながら「嵌められた」はない。それにしても、スキャンダルが発覚したその夜に、渦中の甘利を大臣に任命した安倍首相を囲んで意見交換するとは・・・集まった連中の神経を疑う。

 仮にもマスコミ業界で「メシを食べている」との自覚があれば、踏みとどまるのではないか?あまりにも無神経過ぎる。

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