「辺野古」への言及避けた現職候補

▼対決でなく沖縄の声に耳を
 「今回の勝利は大きい」―。宜野湾市長選の結果について安倍首相はこう叫んだ。「一地域の選挙で決定するものではない」(1月12日の衆院予算委員会での安倍発言)と言っていたのはどこの誰だ?

 知事らが全面支援した新人が負けた敗因について私は昨夜、詳しく分析する必要があると投稿した。それについて、毎日新聞の佐藤敬一記者が「民意どこに? 辺野古言及なかった佐喜真氏」と題した分かり易い記事を書いているので紹介する。

**********************

 政府・与党が推す現職の佐喜真淳氏が、移設に反対する沖縄県の翁長知事が全面支援した新人の元県幹部、志村恵一郎氏(63)を大差で破って再選を果たした。

 佐喜真氏が宜野湾市長選を制したのは、政府の支援を受けて地域振興の政策を打ち出す作戦が奏功した形だ。しかし一方で普天間飛行場の移設問題について佐喜真氏側が「辺野古移設」に言及しなかったのは、明らかな争点隠しだった。

 この勝利で政府が「移設問題で民意を得た」とするならば、それは誤りだ。政府が辺野古移設を強行すれば、沖縄の強い反発を生み出すだけだ。

 市の真ん中に位置する普天間飛行場は約481ヘクタールで市の4分の1を占める。頭上を飛び交う米軍機の墜落の恐怖や絶え間ない騒音に市民は日常的に悩まされている。

 選挙戦では、佐喜真氏が辺野古に触れなかった以外は、両者の主張はほとんど同じだった。ともに危険性の除去に向けた一日も早い返還実現を繰り返し訴えた。

 移設問題がかすむ中、佐喜真氏はディズニーリゾート誘致構想など経済振興策を強調。「選挙では移設問題でなく、宜野湾市民の生活の問題が問われるべきだ」と語る有権者は少なくなかった。

 普天間飛行場は早くなくなってほしい→でも同じ県内に移すのは「危険のたらい回し」ではないのか→それでは普天間は固定化されるのでは--。多くの市民はそう悩んでいる。

 毎日新聞の出口調査によると、政府の辺野古移設推進姿勢を「支持しない」とした人のうちの約3割が佐喜真氏に投票したとしている。この市民の葛藤を理解せずに、勝ち負けだけを見て「市民も辺野古移設を望んでいる」とするのであれば乱暴すぎないか。

 沖縄知事や県民が反対している限り、移設計画の行方は不透明だ。政府の強硬姿勢は県民を分断しかねない。対決姿勢でなく、沖縄の声に耳を傾けるべきだ。

ここをクリック
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160124-00000080-mai-pol

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック