世論と安倍政権の綱引きだ!

▼驕る平家は久しからず
 あの、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で知られる「平家物語」の一節に、「驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」という言葉がある。

 調子に乗って思い上がった振る舞いをしていると、やがて滅びるという例えである。「驕る平家は久しからず」とも言う。甘利明の「口利き疑惑」でふと、思い出した。

 安倍政権を平家に例えると「あんな輩と一緒にすんな」と平家に怒られるかも知れないが、安倍首相が驕っているのは確かだ。憲法をないがしろにするなどもってのほかである。助さん格さんがいたら「ええい、頭(ず)が高い。控えおろー!」と一括されるところだ。

 文春側には50時間を超える録音があるという。あの大臣室や地元事務所での生々しいやり取りを、証拠写真付きで第2弾、第3弾とやられたら防ぎようはない。ねつ造なら別だが、事実なら裁判してもかなわない。

 スイス・ダボスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に参加した甘利はさすがに憔悴しきった様子で、「来週中には何らかの会見ができるようにしたい」と発言したと言う。

 現地の共同通信によると、「安倍内閣の重要閣僚の一人として、首相にご迷惑をお掛けしているのはじくじたる思いだ」とも述べた。甘利はやめる腹だ。帰国早々、閣僚辞任を表明するのではないか。

 「口利き疑惑」を長引かせば、国会質疑にとどまらず、今夏の参院選への影響も避けられない、と判断したのではないか。だが、閣僚を辞めたからと言って、「政治資金規正法違反」「あっせん利得処罰法違反」の疑いが帳消しになるわけがない。

 こうなると野党と検察の出番だ。それ以上に大事なのは世論である。今回の金銭授受は明らかに法律に触れる事件だ。世論が盛り上がり徹底追及の声が高まれば、特捜部は動かざるを得ない。世論と安倍政権の綱引きである。

 ここで世論が勝てば、安倍政権は間違いなく「久しからずや」になる。

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この記事へのコメント

花マメ
2016年01月24日 09:38
世論が安倍政権の奢りに勝てるかの正念場になる。これからの数ヶ月が参院選の結果、そして現憲法維持を決める。野党、マスコミ、国民が一体にならなくては!国会前のデモも再度の熱気を期待する。私はもちろん参加する。

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