「三権分立」は絵に描いた餅?

▼すべて政権の思惑通り
 安倍政権下で「三権分立」は絵に描いた餅でしかないのか? 福井地裁は24日、関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じた仮処分決定を取り消す決定を出した。

 4月の仮処分決定では、「安全性が確保されておらず、合理性を欠く」として再稼働を禁じた。それが一転、前の決定を覆し、再稼働へ向けてゴーサインを出した。

 九州電力の川内原発が再稼働第1号となって以来、「原子力ムラ」の連中を中心とした原発推進派が勢いを増している。国民の7割近くが反対であるにもかかわらず、である。

 今回の福井地裁の決定は安倍政権の思惑に沿ったものだった。その証拠に、福井県知事は同地裁の判断が出る前の22日に、早々と再稼働に同意した。

 本来なら、22日の段階では地裁の判断が、海のものとも、山のものとも、分からないのだから、裁判所の結果を待って、県知事としての見解を示すのが筋ではないか。極めて不自然である。

 高浜町長、同町議会と県議会はすでに同意済みで、知事の登場で同意手続きは完了。これでは、最初から出来レースと疑われても仕方がない。

 一方、福井地裁は、関電大飯原発3、4号機の運転を差し止める仮処分を求めていた住民側の申し立ても却下した。こちらも再稼働は時間の問題だ。

 地裁の上に高裁、さらにその上に最高裁がある。裁判所のトップ、最高裁長官は首相が任命。検察など司法の責任者である法務大臣は首相が指名。人事権は時の首相が一手に握っている。

 こんな状況の中で安倍首相に弓を引く者はいない。異議を唱えようものなら、たちまち手痛いしっぺ返しを食らうだろう。これが日本の「三権分立」の実態である。

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