「生々しい」から学ぶべきなのだ

▼選挙権を控えた18歳
 18歳選挙権を控え、生徒に政治への関心を高めてもらうための授業がスタートした。ところが、北海道の選挙管理委員会は模擬選挙を行う際のマニュアルで、「集団的自衛権など生々しいテーマは避ける」と強調した。バカバカしい。

 政治は生き物、「生々しい」から学ぶ必要があるのである。なかんずく、「集団的自衛権」はいまの高校生にとっては必須のテーマだ。

 「集団的自衛権」は自国、日本を防衛するのではなく、他国を守るのが目的。「集団」と名がつくので、知らない人は米軍が日本を防衛するためではないかと誤解する。

 大きな間違い。米軍による日本の防衛を定めたのが日米安全保障条約だ。だから改めて「集団的自衛権」を規定する必要などない。これによってかえって日本に危険が増すことになった。米軍の応援で海外まで行く恐れが現実となったからである。

 戦争屋がいくら「現代はハイテク戦の時代」と宣伝しても、騙されてはならない。最後の確認は人でないと出来ない。最前線に派遣する若い兵士は不可欠だ。戦争法が成立して若手の自衛隊員が相次ぎ退職。

 少子化で今でも隊員確保は困難を極め、中高生の自宅に自衛隊勧誘の「お知らせパンフ」を送っている状態。マイナンバーの導入で、どの家に適齢期の若者がいるか容易に把握できる。

 最初に、網に引っ掛かる確率が高いのは定職にも就かず、ブラブラしているネトウヨのような連中。次いで、経済的困窮の若者。そしてまだ足りないとなると、そう、いよいよ徴兵制の導入だ。可能性ゼロとは言い切れない。

 こんな「生々しいテーマ」を無視してどうする。高校生にとっては一番の問題ではないか。

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