突破する最後の仕掛けがTPP

▼10兆円の医薬品市場
 放送ジャーナリスト、ばばこういち(故人)の娘が名著「ルポ 貧困大国米国」を著した堤未果だと、のちに知ってびっくりした。彼はロッキード事件当時、よく意見を交換した仲間だ。

 「沈みゆく大国米国 〈逃げ切れ! 日本の医療〉」。TPPの恐ろしい仕掛けを暴露。詳しく解説した書評があるので以下にそれを要約して転載、紹介する。

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 日本は10兆円医薬品市場。これほど魅力的市場はない。しかし、公的健康保険の薬価は国が握り、製薬会社が自由に決められない。突破する最後の仕掛けがTPPだ。締結すれば混合診療・自由診療の解禁、株式会社の医療参入、自由薬価などにより、日本の皆保険制度は実質的に崩壊する危険性がある。

 消費税が増税されても、逆に社会保障の自己負担率は増加し、下がったのは法人税率。いつの間にか毎月の保険料が大幅に増え、診療報酬の引き下げにより長期の入院が難しくなった。軽度支援の高齢者は特養ホームへ入れない。

 規制無しの企業天国を作るための国家戦略特区法が成立した。今後、はあらゆる規制が取り払われ、混合診療解禁・拡大、保険会社の参入、企業の病院経営など、日本医療の商品化が進められていく。外資企業にとってはまたとないビジネスチャンスだ。

 日本で盲腸の手術が40万円だとする。3割を自己負担。だが、高額療養費制度があるため実際に支払うのは9万円となる。米国だと300万円から400万円。高いところだとその倍も取られるという。だから保険に入らざるを得ない。ところがその保険が月に数十万円と高額だ。誰もが払える金額ではない。

 TTPは米国の保険会社と医薬品メーカーが儲けるための仕組みになっている。日本がこんな連中の草刈り場にされたらたまらない。日本人の中には「混合診療」の意味すら理解していない人が多い、と書評は警告する。時間がある人は一読を進めたい。
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Yさんの声。
 私はアメリカに住み、医療実態、農業実態を知った後、TPPを受け入れようという日本人は、本当にばかだと思う。今自分たちが持っているものの良さを分かっていない!

編注
 そういえば、フェイスブックにこんなのが載っていました。
「アメリカで、ガラガラヘビに噛まれた人が治療費の請求書を公開した。請求書記載の支払うべき金額は約15万3千ドル(約1900万円)。自己破産するアメリカ人の3分の2は、医療費や病気が原因だという。
信じられない数字。

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