頑張った子どもたち

▼100キロの道のり
 思わず拍手を送りたくなるような番組だった。鹿児島の小学4-6年の男子児童が桜島の周囲100キロの道のりを4泊5日かけて歩き続けるというドキュメント。頑張った子どもたちに「いいね!」を送ってやりたい。

 晩飯を食べながらテレビを見ていたので、名前は覚えていないので、仮に勇太君とする。粗末な記憶をたどって再現を試みる。

▼「本当は出たくなかった」
 4年生の勇太君は両親が離婚し、母親の手一つで育てられた。1人っ子の勇太君の家の近くに同い年くらいの子供がいない。夏休みの課題である毎朝のラジオ体操は母と2人で続けた。

 100㌔行進は母親が勇太君に相談せず申し込んだ。「本当は出たくなかった」と甘えん坊の勇太君。

▼「勇太!先導コール」
 1チーム10人で、ほかに大人が数人ずつ付き添う。「イチ、ニッ」と声を掛け合って歩くが、勇太君だけは声が出ていない。3日目、4日目となると疲れが出て、勇太君は立ち止まる。いつもの癖が出て、途中で投げ出そうとする。

 そんな勇太君に、チームの子供たちから「勇太!先導コール」の声が飛んだ。その途端、勇太君が「イチ、ニッ」。初めて声を上げた。最後の険しい山道を登り切り、見事ゴールにたどり着いた。チーム全員でテープを切った。

 勇太君は「つらかったけど楽しかった。一生の思い出になると思います」と話した。

▼僕は3回目。それに先輩だから
 もう1人は6年生の真一君(仮名)。100㌔行進参加は3回目。初回はつらくて歩けなくなり、途中で泣き出した。あれから3年。今回はチームリーダーだ。

 4年生が1人、列から遅れた。先頭にいた真一君が駆け戻り、この4年生を励ました。3年前の自分を思い出したのだろう。山道では4年生リュックを後から押した。このチームも1人残らずゴールのテープを切った。4年生の辛い顔に笑顔が戻った。

 真一君は、「僕は3回目。それに・・・先輩だから」と少し照れていた。

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