環境悪化省に改名?

▼自己矛盾の環境省
 福島原発の放射能が付着した指定廃棄物の最終処分場について環境省は、栃木県内の候補地として塩谷町を選定、地元自治体に提示した。予定の処分場近くには環境省が名水百選に選んだ「尚仁沢湧水」がある。それをなぜ?自己矛盾ではないか?東電の原発人災は、こんなところにまで汚染を運ぼうとしている。

 副環境相の井上信治は30日、町役場を訪れ、町長に詳細調査の受け入れなどを求めた。が、町長は、「町の自然を守る」立場から明確に反対した。本来は、責任者の環境相、石原伸晃が足を運ぶのが筋だ。

▼“親の七光り”センセイ
 だが、あのおバカは、中間貯蔵施設の建設をめぐり「最後は金目でしょ」と放言。被災地を逆なでし、他の閣僚からも総スカンを食らい、へそを曲げたまま。情けないほど無能な“親の七光り”センセイだ。

 ところで「尚仁沢湧水」だが、平成の日本名水百選に選ばれるほどだから、町のお宝である。塩谷町のホームページは次のように説明。

▼四季を通じ11℃前後
 「付近一帯は、樹齢数百年にも及ぶ原生林に覆われています。十数カ所から湧き出る清冽なる湧水は、四季を通じて水温が11℃前後と一定しており、冬でも渇水や凍結することなく動植物に豊かな潤いを与えてくれます」。

 私が住む地域にも、東京でただ1カ所、平成の日本名水百選に選ばれた「落合川と南沢湧水群」がある。それだけに、今回の放射能付着物の処分場問題は、人ごとと思えない。どうしてこんな場所を選ぶのか、分からない。

▼東電の元幹部へ贈呈
 自然は一度破壊してしまうと取り返しがつかない。聞くところによると、「尚仁沢湧水」には、地元ばかりか、遠くからも「おいしい水」を求めてたくさんの人々がやって来ると言う。

 水は命をつなぐ絆だ。そんな貴重な「尚仁沢湧水」が犯されるようなことがあってはならない。「尚仁沢湧水」近くへの放射能廃棄物の搬入に、みんなで反対しよう。

 廃棄物は元社長の清水正孝ら「3・11」当時の東電幹部連中の豪邸に運べばいい。長きにわたって「原発の安全神話」をばらまき、国民をだまし続けた悪行に対する特別プレゼントだ。そうすれば、少しは被災者の痛みが分かるハズだ。

▼いつの間に「環境悪化省」に
 ところで、「落合川と南沢湧水群」だが、小川の両岸には遊歩道が設けてあり、周りは四季の草花が彩りを添える。1日を通して散歩やランニングをする人たちが行き交っている。夏休みに入り、小さな子供たちが川をせき止めた“プール”で水浴びを楽しんでいた。もちろん大人が付き添った。

 こんな自然は、この先も大事にしたい。環境省は、自然環境を守るのが本来の任務ではなかったのか? いつの間に「環境悪化省」になったのだ? 

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美しい「尚仁沢湧水」の動画はここをクリックしてください。
http://www.town.shioya.tochigi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=8968

「落合川と南沢湧水群」はここをクリックしてください。
http://www.youtube.com/watch?v=WOx2OYGfjxw


この記事へのコメント

エダマメ
2014年08月03日 11:24
その通り,廃棄物は原発を導入した人たち,安全神話をばらまくのに加担した人たち,責任者たちの庭に山積みすれば良い。そうすれば,原発最稼働を主張する人たちが原発処理を自分の問題として捉えることができるだろう。
ショコラ
2014年08月03日 12:01
水は生命の源です。まして清水は!水道水がそのまま飲める国は日本を含めて世界に13カ国しかないのに!!もっと日本の水の有り難さを環境省は啓蒙しなくてはいけない所なのに,真逆の言動です。

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